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じき|オーガニック葡萄の栽培とワイン醸造

環 2024

¥3,520

SOLD OUT

例)1980年1月1日
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環(meguru)2024

じきの有機ブドウだけを使用しています(100%自社葡萄)
今回はピノブラン、シャルドネ、ソーヴィニヨンブランの3種類の混醸です。ここ最近の傾向ですがPhの上昇が止まらない状況となりました。 また、ここ最近悩まされている事象ですが、酵母の活性が上がる裏で野生乳酸菌も活発に動いていた状況があり、アルコール濃度が高くなる一方で、揮発酸度も上がってしまい、最終的に酵母の活動が抑制されるレベルとなり、スタックする事態となってしまいました。23vtより大分低いですが、残糖感のあるオフドライな仕上がりとなっています。念のためシードル瓶で詰めています。

~現状のワインのテイスティングコメント~
いつもの環のようなトップにパイナップルやマンゴ等トロピカルフルーツ香が立つ一方で、適度なVAが果実感を引っ張ってくれます。口中に含むとアタックに酢酸由来の若干鋭さのある酸と果実のボリューム感が一気に来ます。この酢酸のニュアンスは環の真骨頂なのだと最近思い始めました。これは出来てしまったワインではなく、タンクや瓶内で何が起きているのか十分分かった上で醸造を行い、ここに落としているワインという認識です。鼻に抜ける香りは、じきのソーヴィニヨンブランを思わせる余韻になっていると思います。

瓶詰時は発泡はしていませんが、瓶熟中に再発酵する可能性があります。
再発酵した場合、どのような変化が見えるのか添加剤など使用ていないため分からない部分もあるのですが、時間経過とともにVA感が馴染むはずなので、数年後にこのvtがどうなるのか個人的には楽しみです。

保管は13℃以下くらいが好ましいです。
抜栓時は6℃~9℃程度の低温ですとVA感が抑えられ、このワインのポテンシャルを感じてもらえるかと思います。
また、抜栓後2日目、3日目と時間が経つにつれVA感が強まりますので、1日で飲み切れない場合は冷蔵庫でしっかり冷やして翌日以降楽しんでいただければと思います。
(※先にも記載しましたが、今回は耐圧瓶で王冠打栓となっています)
抜栓時は6℃~9℃程度の低温ですとVAのニュアンスが抑えられますが、もう少し高くても果実感を引っ張ってくれるので個人的には12℃くらいで飲んでいただいても良いかと思います。

~飲み頃について~
リリース直後の2026年に飲んでいただくのであれば、上記のような冷温下で飲んでいただければと思います。個人的には2,3年ほど待っていただいて発泡感が出たような状態で飲んでみたいという期待感があります。

~じきの畑が考える白ワインについて~
じきの畑はアロマティック系の葡萄を植樹していません。また、黒葡萄をブラッシュした白ワインも造っていません。前者の理由としては、アロマティク系葡萄を使うと葡萄が「熟れた」状態でなくとも芳醇なテルペン香が立ち、葡萄本来の熟度の高さから変化するアミノ酸の組成、その後に酵母菌によって生成されるエステル香をマスキングしてしまうようにも思えるからです。最終的にはバランス的なところもあると思うのですが、特に冷涼な北海道であれば尚更だと思っています。

テルペン香は葡萄本来の香気成分で熟度がそこまでいかずともアロマティック系と言われるミュスカ系やゲヴェルツ、ケルナー種などには豊富に含まれます。ノンアロマティック品種でも熟度が高くになるにつれ高含有になりますが、量としてはアロマティック>ノンアロマティックです。代表的なのはマスカットに代表されるような麝香臭などアタックから芳しい芳香成分を立たせます。
また、それとは全く別になりますが、ラブルスカから発せられる香り(アントラニル酸メチルをはじめとした北米種葡萄から発生される香)も葡萄自身から発せられる香りがメインです。個人的には8月のナイアガラの香りは葡萄の旬を知らせるものですが、9月の上旬になって熟度が増してくると登地区全体がナイアガラの香りに満たされ、畑仕事をしていると若干の胸やけすら起こしてしまうほど強烈になってきます。ナイアガラ臭はある意味では行き過ぎた吟醸香のようなケバさすら覚えることもあります。
ワインは葡萄のポテンシャルが第一にあるのは当然ですが、その葡萄本来のポテンシャルを見てもらうためにはアロマティック系の比率、黒葡萄のブラッシュ比率が高い白ワインは白葡萄単体から造った白ワインと同じ土俵なのかと思うこともあります。当然互いに良さはあります。ただ、自分は葡萄が持つ香り以上に熟度の高い葡萄を発酵させ(アセチルcoaとAATの働き)たことによって発生する香り(エステル香)やその前駆体である高級アルコール(フーゼル油)を感じてもらいたい気持ちが強いです。
また、黒葡萄のブラッシュワイン(白ワイン)は確かに芳しく、且つ豊潤さ、線の太さを持っています。しかし、白ワインの繊細な中にもある種の儚さと一本線の通った芯を感じさせるものは、白葡萄単体からのみでしか表現できないようにも感じています。
なので、じきの畑ではアロマティック系葡萄は植樹しませんし、黒葡萄をブラッシュして白ワインを造ることもしません。今後もこの考えは変わることはないと思います。もちろんヴィニフェラでのみワインを造り続けます。


~ワイン名について~
「環」と書いて「めぐる」と読みます。
私は、昔から生きとし生きるもの(生物を構成する小さい単位としての原子)がこの世を循環している歯車の一つであり、環り環っているのだという考えがありました。そして、余市へ来てからその考えはより強いものとなっています。
畑でできた葡萄からワインが造られて、そのワインを飲み、飲んだ人がまた畑を耕す。その過程で出た残渣は畑へ戻る。そのような先史時代からずっと紡がれてきた農業や醸造、いやそれよりもっと昔からある「生」という営みをワインを中心に置いた「循環」として表現したいと思いました。
詳しくはこちらに記載しています。
https://www.jiki.wine/blog/2021/02/19/161929


◆ 品目 … 果実酒(日本ワイン)
◆ 原材料名 … 有機ぶどう(余市町登町)、酸化防止剤(亜硫酸塩)
◆ 品種 … シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ブラン
◆ 内容量 … 750ml
◆ アルコール分 … 11%
◆ 製造者 … 合同会社10R(北海道岩見沢市栗沢町上幌1123番地10)
◆ 販売者 … じき(北海道余市郡余市町登町1350番地3)

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