夕 2024
¥3,960
SOLD OUT
夕(yuu)2024
じきの有機ブドウだけを使用しています(100%自社葡萄)
品種はツヴァイゲルトレーベ95%(じき100%)、他葡萄5%(じき100%)です。暑い余市ではやはり100%ツヴァイは難しいなと感じた次第です。ツヴァイ100%でも造ることは当然できますが、それは質の面で納得できるものではなく、あのスパイシーさと冷涼感を合わせるには酸がどうしても必要なのです。そのため今回も早摘みした白葡萄に助けてもらいました。結果的には収穫は可能な限り待ちましたが、ツヴァイらしい黒々とした着色が遅れてしまい、いつものようなどっしりとした色調のワインとは違う方向での造りを目指しました。そのような状況でもしっかりと線引きをした上で、可能な限り熟度が高まった状態での収穫を意識しました。
~造りについて~
亜硫酸の添加は発酵後樽へ移動する際に7.5ppm、瓶詰前に5ppmで合わせて12.5ppmとなっています。
10/27収穫の葡萄(ツヴァイ)95%を手除梗し、白葡萄5%をタンク上へ置いてドライアイスを投入、セミMCをしました。そして、先に発酵が始まっていた2024vt環を少し分けてもらい、タンクへ流し入れました。これによりマストの菌叢のメインを一気にサッカロミセス属に占有させ、低温・低アルコール下において活発化するクロッケラ属、ハンゼヌラ属によるVA生成を抑えつつ、コールドソークを可能な限り引っ張れるような環境をタンク内で整えました。このスターターによりタンク底にジワリと滲み出てきたマストを低温で健全に発酵させられ、コールドソーク中のVA発生を抑えました。
秋の肌寒い環境の中、それぞれのタンクをワイナリー外に30日間タンクを置きました。コールドソーク中は極力抽破砕による抽出は行わず、VAが感じられたときに軽くルモンタージュをする程度に抑えました。粒や房を潰すようなピジャージュは行っていません。低温での発酵が長く、アルコール濃度の上昇がゆっくりと進んでいったため、元々の葡萄の色素は強くありませんでしたが、破砕による嫌なタンニン抽出を避けた割にアントシアニンをはじめとする水溶性フェノールの抽出が進み、今シーズンの葡萄の色合いの割に十分の色素が得られました。一方、室内へ移動してからはMC香特有のナスの漬物香やツヴァイゲルトを低温醸しで行うと出てくるグレープフルーツ香が目立ちました。
その後室内で7日間醸しました。計37日間の醸し期間を取りました。
その後、プレスしてステンレスタンクへ移動し、発酵を終わらせてからフレンチオークの古樽に入れ、月1回ほどのトッピングをしながら14か月間樽熟成しました。
野生酵母による発酵、野生乳酸菌によるMLF。ノンフィルターで瓶詰しています。
~飲み頃について~
リリース直後の2026年に飲んでいただいても十分楽しめると思います。5年ほど待っていただいてもタンニンのニュアンスがより馴染んだ上で白葡萄系の酸とのバランスが整って、よりワインとしてのポテンシャルが上がると考えます。
~現段階でのテイスティングコメント~
トップに赤いベリー、樽感、清涼感を想起させるようなハーブ。スワリングして、若干の還元香、オールスパイス。アフターに白葡萄のニュアンス。
アタックに丸みのある酸とふくよかな果実感。ミドルに向かい、果実のふくらみがより大きくなっていく。タンニンの主張はそこまで強くないが、味の主線の両脇を引き締める意味でこの若干の渋みが良い働きをしてくれている。ミドルからアフターにかけてハーブのような清涼感が取れる。余韻にはこなれた感じの強すぎることのない酸が走っていく。
◆ 品目 … 果実酒(日本ワイン)
◆ 原材料名 …有機ぶどう(余市町登町)、酸化防止剤(亜硫酸塩)
◆ 品種 … ツヴァイゲルトレーベ
◆ 内容量 … 750ml
◆ アルコール分 … 12.5%
◆ 製造者 … 合同会社10R(北海道岩見沢市栗沢町上幌1123番地10)
◆ 販売者 … じき(北海道余市郡余市町登町1350番地3)
◆ 亜硫酸添加量...12.5ppm




